2008 年
5 月
3 日
期待される世田谷の「環境会計」
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きわめて短時間に起こるすさまじい豪雨「ゲリラ雨」が頻繁に降るようになり、世田谷でも地球温暖化の影響を実感するようになってきました。世界の多くの科学者たちは、温暖化による気候変動の暴走を止めるには、この先10年の間に実効性ある対策を講じなければならないと警鐘を鳴らしています。抜本的に二酸化炭素排出を削減する「低炭素社会」を実現するためには、精力的な環境施策の推進が求められます。
昨年12月の区議会第4回定例会では、生活者ネットワークの代表質問を担当し、「環境会計」を導入することを提案しました。「環境会計」は事業にかけた費用と、そのために得られた効果を認識し、定量的に測定して公表するものです。環境保全効果は目には見えにくいものですが、それを評価・検証することができます。まだ課題もある新しい手法ですが、有効な環境施策を選択し推進していくために、取り組みを求めました。
そこで区は「環境会計」を導入する場合のメリットや課題についての検討をはじめ、このほどその中間報告ともいえる冊子「環境会計的視点から見た世田谷区の取り組み」を発行しました。区民のライフスタイル転換をすすめる「CO2ダイエット宣言」や「資源回収したガラスびんのリユース促進」など4つの事業について、事業のコストと実績、得られた環境保全効果を示しています。今後も継続的に行うことで、費用対効果も明らかになってくるでしょう。
「雨水浸透施設設置助成」「エコ道路整備の推進」などは環境保全効果が大きいと見込まれるものの、事業単独での効果を算定することには、まだまだ課題があるようですが、今後のデータ蓄積と新たな事業選定など、「環境会計」のひろがりと可能性に期待しています。
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