廃プラスチック・リサイクルの可能性をさぐって 世田谷区議会議員 竹村津絵
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2007 年 8 月 21 日    
廃プラスチック・リサイクルの可能性をさぐって
〜再商品化事業を行う企業を訪ねました〜
20年度からの23区の廃プラスチック焼却問題について、何度もお伝えしてきましたが、8月現在、「ペットボトルやトレー以外の容器包装プラスチックもリサイクルさせる」と発表した区は12区。世田谷は残り11区の少数派となり、遅れをとっています。

リサイクルのためには回収・運搬の費用がかかること、その後圧縮して保管する「中間処理施設」の確保が都心部では難しいことなどが、「リサイクルできない」理由とされています。しかし、その先を受け持つ「再商品化事業者」からは、「素材となる廃プラスチックが足りない」という声が聞こえてきました。その実態を確かめに8月17日、江東区、江戸川区、大田区の生活者ネットワーク区議と市民7人で、茨城県にある再商品化事業の会社、岩井化成さんを訪ねました。

この会社は生活クラブ生協の牛乳キャップとピッキング袋のリサイクルも手がけていて、廃プラスチックからペレットをつくり、そこからごみ袋やPPバンドをつくっています。しかし多くの事業者はペレット製造と製品製造どちらかを行っており、分別の状態が悪いために製品製造に適さないペレットは燃料にされてしまう実態とのこと。これが再商品化業界で「廃プラスチックが足りない!」という理由! 合わせて急成長をとげ、資源が欲しい中国が廃プラを高く買っていくこともその背景にあります。

再商品化事業者にとって廃プラ不足が続いていけば当然、事業存続が困難に。そうなれば循環型社会への道が途絶えてしまいます。今、国内循環をしっかりとつなぐことが急務の課題なのです。

廃プラを可燃ごみに変更することを決めた23区が、その前に容器包装プラスチックをしっかりとリサイクルさせていくことは、ごみの発生抑制と環境保全だけでなく、循環型社会の体制を確立させるという視点でも不可欠だということがわかりました。いかに私たち区民が出したプラスチックを再商品化事業者に渡していくか。きちんと分別した良質な資源を回収し、再生プラスチック製品に戻す。そのための新たなルート確立をさぐっていきたいと考えています。



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