今期・最後の区議会質問を終えて その1 世田谷区議会議員 竹村津絵
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2007 年 3 月 31 日    
今期・最後の区議会質問を終えて その1

3月29日、今期最後の世田谷区議会が終了いたしました。熊本区長による4年間の区政運営を検証する区議会でしたが、開発優先で大きな道路や公共事業投資を重視し、区政運営を「経営」と称して効率優先ですすめたために、世田谷が誇る「区民主体のまちづくり」は大きく後退しました。会派としても19年度一般会計ほか2つの特別会計予算案に反対を表明いたしました。

一般質問に続く予算特別委員会では、この間取り組んできたプラスチック焼却問題、みどりの保全について、総括的な質問をいたしました。2回に分けて報告いたします。

●ごみは減っているのに清掃事業費が拡大!? 
必要なのは焼却炉を減らすこと

「ごみが減っている」と報道されていますが、23区の実態はどうか、各工場から報告される・焼却・搬入量についての日報から調べてみました。
平成15年と、17年・18年について季節変動が少ない7月から9月の3ヶ月間のデータを集計してみると・・・2年2ヶ月で約20%も可燃ごみが減っていることが明らかに。
メンテナンスなどを見込んでの「焼却計画量」に対する焼却実量の割合=「焼却実施率は本来100%になってしかりのものですが、この1年間で15%も減り、76%にも落ち込んでいます。

しかし19年度の焼却等の予算は23区全体で約10%、約39億円も増額となっています。(総額約435億7000万円)まず、その理由をたずねたところ、「19年度は葛飾清掃工場、世田谷清掃工場が稼動するために経常経費が増える」との答弁。

それでは、つまり23区民の税金を投じて、休ませる炉を増やしているのが、23区清掃事業の実態、ということに!! そしてまたランニングコストがかさんでいく・・・これでは区民にはまったく理解が得られません。今後は積極的に炉を減らしていくことが重要と指摘いたしました。

●廃プラスチック焼却の安全性とコストはまったく未知数であることが明らかに
さらなるごみ減量・リサイクルをすすめましょう!!

このように焼却するごみが減っている現状で、埋立地延命のためにプラスチックを燃やそう、という方向性が示されており、その安全性等の「実証確認」のため世田谷区でも7月からモデル地域でプラスチックが可燃ごみとして収集され、千歳清掃工場で焼却されます。
区は同時に、ペットボトルと白い発泡トレー回収・リサイクルを拡充する計画ですが、その計画を「実証確認」の「実施要綱」に照らし合わせてみました。

要綱では可燃ごみに全体に占めるプラスチックの割合を10%と想定しています。これは
焼却炉のメーカーと19の清掃工場に対して調査を行った結果、出されたもので、いわば安全性とコストの観点から可能とはじき出された数値といえるもの。

区の上記の計画では、可燃ごみ中プラスチック混入率は何パーセントになるのかを質問したところ、「18%」という答弁でした。これでは、安全性もコストもまったく未知数といえます! さらなるごみ減量とリサイクルの拡充を、今後も訴え続けます。



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