クーラーを使わずに「涼」をつくった保育園 世田谷区議会議員 竹村津絵
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2006 年 7 月 15 日    
クーラーを使わずに「涼」をつくった保育園

7月13日、各地でこの夏最高気温を記録した日、東京生活者ネットワークの環境部会で武蔵野市南保育園を訪ねました。.武蔵野市立の保育園は3,4,5歳児の保育室にクーラーを入れない方針で、ここの保育園では様々な涼環境をつくる仕掛けがある、というので見せていただきました。

仕掛けその1は、井戸水を活用した屋上の散水システム。その2、夜間自動換気システム。ファンが自動的に作動し、日中にこもった熱気を夜間早朝の涼しい空気と入れ換えます。その3は「オーニング」。南向きの保育室などバルコニーには自動、手動で日よけが出てくる仕組みになっています。

以上3つの仕掛けが平成15年度の第1期工事で設置され、その後、さらに窓や、非常扉まで網戸を設置し、部屋の扉にも格子戸を、保育室の足元からも空気が流れるよう、開口部をつくったとのこと。

吉祥寺駅から約10分、「暑い暑い」と汗をふきふきたどりついた保育園に一歩はいると、すうっと涼しい空気を感じ、廊下には木陰をわったってきた風が流れていました。クーラーのようにヒヤッとするのではなく、汗が自然と引いていく感じ。小さな子どもたちの発汗調節作用はこうして鍛えられるのでしょう。

それでもやはり、最近の猛暑は幼児には耐えられないもの。0,1,2歳の保育室とお昼寝をするホールにはクーラーが28度で設定されていました。保護者からは「3歳以上の保育室にもクーラーを」という要望があるといいますが、気温が30数度になるような酷暑の日はホールで過ごすようにして、極力、自然の「涼」で過ごしていると聞きました。

クーラーを設置するのは簡単なこと。でも、みんながそれに慣れっこになっているから、さらに都心のヒートアイランドがすすんでいるのです。みんなでクーラーをやめて、こんな自然の涼環境づくりをしたら、東京もきっと、しのぎやすくなるはず。今、立ち止まって考え直すときではないでしょうか。



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