屋上緑化、まだまだ課題あり!? 世田谷区議会議員 竹村津絵
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2006 年 1 月 10 日    
屋上緑化、まだまだ課題あり!?

昨年2月に京都議定書が発効し、温暖化防止政策にも本腰を入れざるをえない状況となりました。実効性は?という疑問はつきまといますが、クールビズやウォームビズ、ローハスといったライフスタイル転換をファッション性で呼びかけ、「環境人」だけでなく一般の人たちにも温暖化防止を心のすみっこで意識させるようになってきたことは歓迎したいと思います。

さて、街づくりの中での温暖化対策として注目される屋上緑化ですが、その現状は? と昨年12月22日、東京・生活者ネットワークの環境部会メンバーで千代田区役所と渋谷区役所を訪ねました。

2003年7月にオープンした千代田区役所の「屋上見本市」は文字通り様々な業者の施工例を見せるもの。33の事業者と市民グループ1団体が1区画ずつスペースをもって、屋上全体400uのうち300uが緑化されていました。
その1区画では温度を測定し、植物や土壌の断熱効果が立証されていました。しかしながらこの見本市を見て実際に屋上緑化にした区内ビルはこれまでに多くて2桁? とのこと。下の階の室温が下がったかどうかはまったく調べていないこと、植物はセダムのような多肉種や芝系が大半で、魅力あるガーデンというイメージとは程遠く、楽しむための要素が少ないことなど、実際の屋上緑化推進を後押ししていくにはまだまだ研究すべき点が多いと感じました。

一方、渋谷区の神南分庁舎の「屋上見本庭園」はビル街の中の屋上オアシスといった雰囲気も。環境基本計画の重点プロジェクトに「緑のビル作戦」を掲げ、条例で屋上の緑化率も義務付けていて、この見本庭園が建築の際に参考にされるケースもあるようでした。しかし実際には「屋上にいけない」ビルも多く、手間のかからないセダムなどを植えるケースが多く「良好な緑」には程遠いとのことでした。

2004年7月27日のこの活動報告では、区議会の都市整備常任委員会視察で訪ねた大阪の「なんばパークス」の見事な屋上緑化を紹介しました。(バックナンバーをぜひご覧ください)セダムや芝を義務的に植えてヒートアイランド緩和だけを狙っても長続きはしないでしょう。たくさんの人が訪れる屋上に「良好な緑」を配してこそ、意義ある屋上緑化になるのではないでしょうか。魅力ある屋上ガーデンが増えていくことを期待します。




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