地域からひろげよう、子育て支えあい 世田谷区議会議員 竹村津絵
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2005 年 11 月 7 日    
地域からひろげよう、子育て支えあい
〜「ホットたまがわ‘05 のびのび子育て」に参加して〜
今年から玉川地域の新しい地域支えあい行事「ホットたまがわ」がはじまり、今年は「のびのび子育て」をテーマに11月5日、玉川区民会館でシンポジウムが開催されました。

昭和女子大学女性文化研究所長・坂東眞理子さんの基調講演のなかでは「地域での子育ては、まだ精神論にすぎない」というお話が印象的でした。「いくじ(育児)なし」だった職場にも2003年、次世代育成支援対策推進法ができて80%の人が育児休暇をとることが目標とされたけれど、地域での子育て支援はまだ法整備という段階にないのです。
パネリストとして参加した世田谷区の子ども部長・田中茂さんからは、転入により世田谷の子どもは増えており、待機児童は約200人であることが報告されました。今後は在宅の子育て支援やネグレクト対策が課題であるとのことで、10月からは産前産後の専門家派遣「さんさんサポート」を、11月からは子育て電話相談を開始していますが、地域での支えあいが期待されるとのこと。

第2部パネルディスカションは、そんな地域で、実際に子育てをしているお母さん、子育て支援に取り組んでいる方たちを交えて行なわれ、いくつかの大切な課題提起がされました。
施設に頼らず、地域の公園などをフィールドに保護者で行なう自主保育は、たいへん楽しい活動なのに、参加人数が減っているといいます。地域の子育てサロンは利用者に喜ばれているのに、活動の場が月に1回しか確保できない現状。在宅での子育ては、保護者の病気が心配、という声には、民生委員さんたちは何かあった時、サポートしたいと考えているという心強い発言がありました。

等々力にある東横学園女子短期大学では、地域の子育て支援に大学として何ができるのかと「子育て支援センターぴっぴ」を始めて1年。保育学の専門家が心理面でのサポートも行なっており、利用者は1日100件を超えるとのこと。台風でも大雪でも遠方からやってくる現状だそうで、もっと身近な子育て支援センターが必要であるとの課題提起がなされました。

地域での子育て支え合いの輪がここからひろがっていく予感と期待を感じたシンポジウムでした。



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