国分寺崖線の魅力に、歩いてふれた秋の1日 世田谷区議会議員 竹村津絵
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2005 年 10 月 22 日    
国分寺崖線の魅力に、歩いてふれた秋の1日
〜秋の崖線ウォーキングに参加して〜
世田谷区の「みどりの生命線」=国分寺崖線を知っていますか? 
これは太古の昔、多摩川の流れに削られてできた高低差10〜20mの段丘のこと。立川市から8つの市を横切り世田谷区へ、そして大田区まで連なり、都市の中で緑豊かな斜面、湧水の流れ、そして生き物の生息環境を保っています。

環境を考える市民たちは10年も前からこの崖線保全を呼びかけてきましたが、世田谷区でもようやく今年4月、「国分寺崖線保全整備条例」が制定されました。「国分寺」の名前がつくだけに、これが区内のものと知らない人も多いのでは? そして実際にその魅力に触れたことがある人は少ないはず。そこで3月議会の予算特別委員会で「たくさんの区民にその魅力を知ってもらい、保全への意識を高めるためのイベントなどの開催を」と求めました。

区はまちづくりセンター、トラスト協会と協働で「国分寺崖線 魅力発見・向上プロジェクト」を立ち上げ、その一環として10月15日に「秋の崖線ウォーキング」を開催。1ヶ月も続いている議会の終盤とあって、足腰に少々不安があるものの、私も西崎光子議員、山木きょう子議員とともに参加しました(写真上)。

私たちが今回選んだのは、二子玉川から九品仏まで、5〜6kmのコース。斜面地を息切らせて登っては、坂の上で開ける展望のここち良さに感激し、自然環境だけではなく、神社仏閣の歴史や文化も再発見できました。区内で一番大きいというカヤの樹がある善養寺、区内に3つしかない仁王門がある伝乗寺、とても小さくて美しいたたずまいの宇佐神社、ゴールの九品仏では、初めて9体の仏様を拝観することができました。

崖下を流れる丸子川沿いは、なんとものどかでどこか懐かしい雰囲気ですが、ここかしこに崖線を削って建てられた斜面地マンションが目立ちます。最近の法律の改正により、斜面地に建物を建てる際の容積率が緩和されたことで、崖線にも一気に開発の波が押し寄せ、それが条例制定のきっかけとなったのですが、時すでに遅しの観もあります。足を伸ばして見に行った「野毛3丁目緑地」は、いわば崖線の最後の砦(写真下)。企業が所有する大規模な緑地について区は保全方針を定めて、みどりの継承を目ざしています。

10時にスタートし、ゴールの九品仏・奥沢地区会館へたどり着いたのは日も暮れかけた夕方4時。本当にたくさんの崖線の魅力と、そして課題に触れることのできた1日でした。


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