2004 年
5 月
24 日
みつばちが鳴らす環境への警鐘
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等々力に住む日本で唯一の蜂の獣医さん、渡辺英男さん。かつて渡辺さんから「みつばちから環境変化を知らされる」と聞いており、ゆっくりお話しを聞きたいと学習会「蜜蜂から学ぶ環境と健康」を企画しました。 5月15日、玉川区民会館の会議室には20数人が集まり、渡辺さんのお話しと、この春の等々力産はちみつの試食で終了までの2時間半はあっという間でした。
蜂の行動範囲は2〜3km。自らを「蜂飼い」という渡辺さんのみつばち達は、深沢や中町にまで花の蜜を集めに飛んでいます。蜂は巣に戻ってから仲間達にどこで蜜を集めたかをダンスで知らせるといいます。渡辺さんもそのダンスと蜜に含まれる花粉から、どこのどの花の蜜かがわかるのだそう。2年ほど前、都立園芸高校ではお隣の大エノキを移植する敷地確保のため、アカシアの樹が切られたのですが、渡辺さんはこの事実もみつばちを通して知ったというから、まさにみつばちは地域環境の情報を伝えるメッセンジャー! 蜂たちは活力ある花の蜜を集め、私たちもはちみつやプロポリス、ローヤルゼリーをおすそ分けしてもらい、健康に役立てています。活力ある植物、健康な自然がなければ良い生産物もできず、私たちも恩恵にあずかれなくなるわけです。 このように私たち人間も生態系のなかで生かされているということは、環境問題を考える基本なのですが、「開発」をのぞむ人たちは「自然のために人間が犠牲になるのはおかしい」などと主張します。みつばちの行動は、この考えが間違っていることをしっかりを実証してくれているのです。 参加者から「空気のいい田舎と比べ、等々力のはちみつは問題ないのか」という質問がされました。その答えは「田舎のはちみつには農薬が含まれることもあり、等々力産のほうが良い」とのこと。等々力渓谷や国分寺崖線そして多くの屋敷林など、地域に残された自然の貴重さを改めて感じ、環境保全への取り組みのエネルギーを補給された思いでした。
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