ディスポーザーは人と環境にやさしいって本当? 世田谷区議会議員 竹村津絵
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2003 年 12 月 15 日    
ディスポーザーは人と環境にやさしいって本当?
〜金曜サロン報告〜
 11月19日、東京都環境学習リーダーの同級生・J.Hさんをゲストに招き、ざっくばらんに話し合う「金曜サロン」(この日は水曜でしたが)を開きました。テーマは「ディスポーザーは人と環境にやさしいって本当?」。世田谷では昨年できた三軒茶屋の公団マンション全戸に導入され、区が「大規模集合住宅生ごみ減量モデル事業」と位置付けているディスポーザーですが、そのメリット、デメリットは…?
 
 Hさんの報告によると、H6年度から(財)日本建築センターが「ディスポーザーによる生ごみリサイクルシステムの開発」を開始、H7年度には国費10億円が投じられ、本格的な国の研究が開始されたとのこと。「環境に負荷をかける」と設置が自粛されていた観のディスポーザーが「生ごみリサイクル」という名目で、ここに解禁されたというわけです。
 
 Hさんは現在、北海道枝幸歌登町800世帯で行われている社会調査の中間報告もしてくれました。メリットとしてごみ収集量が半減したことと、ごみ出し労働の軽減、台所の臭い、ハエの発生の低減などで8割の人がディスポーザーを肯定的に感じているとのこと。一方で問題点は水環境から見た場合、一人あたりから排出される汚濁物質量(汚濁負荷量原単位)が20%から50%も増加することに加え、下水道の配管のうち10%程度に堆積物が生じ、管内に有機性付着物が多数発生。破砕された生ごみを多く含む下水ほど硫化物の発生も多いとのことです。
結果、ディスポーザーは便利である一方、やはり環境に負荷をかけていることが明らかになり、それを改善するための費用は、可燃ごみの減少による清掃事業の費用削減を上回っているといいます。

 新聞折り込みで大量に届くマンションの新聞広告から、ディスポーザー設置のものをピックアップしてみたところ、3週間で19件もありました! 世田谷区では来年度モデル事業の検証を行う予定とのこと。増えるディスポーザーの環境負荷をしっかり検証したいものです。
 



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