2007 年
7 月
11 日
カテゴリ:活動報告
カブトムシが生まれる、夜のブドウ畑
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7月7日、七夕さまの夜にご近所のブドウ畑で行われる「生き物環境調査」に参加しました。参加者の期待はカブトムシ! 今年は少ないのでは? という事前情報だったのですが、中に入って少しすると「あ、いたいた!」の声が。立派なツノをもったオスのカブトムシ発見です。
畑の奥にある、堆肥をつくるための木のチップや雑草を積んだフカフカの場所。ここがカブトムシのベッドです。そこをめざしてさらに進んでいくと、ネットに1匹、そして飛んでいるものも! 子どもたちはベッドの中に手を入れて、まだもう少し・・・とまどろんでいる(?)カブトムシまで引っ張り出して、しばしの「交流」を楽しみました。
結局、この日に観察できたのは10匹ほど。成虫になったばかりでまだ柔らかそうな、赤みがかってつやつやとしたカブトムシに出会ったのは初めてのことでした。周りにはマンションが建つこんな街中にも、カブトムシが成育できる環境がまだ残っていることに感謝した夜でした。
しかし気になるのはネットを張ったブドウ畑には、当然のことながらカブトムシの大好物=樹液の出るクヌギやコナラの木がないことです。何を食べているの? 心配になって調べたところ傷んで発酵したブドウの実が食事になっているようです。
最後に園主からこんなお話を聞きました。このくらいのカブトムシでは害にならないけど、大量発生して葉を食い尽くすカナブンは畑の天敵とのこと。でも悪いのは虫ではない。以前は11月には霜が降りて虫が死んだけれど、今は霜も降りず、雪も降らない。虫が越冬して大量発生してしまう、と。 便利な暮らしとひきかえに地球を温暖化させ、生態系のバランスを壊しているのは人間たち・・・。都市農家の人たちはそんな問題を最も痛切に感じているのですね。
「家で飼いたい」という子どもたちにも「また来年」のために我慢してもらい、夜のブドウ畑をあとにしました。都会のサンクチュアリのカブトムシたちが、元気に育って次の世代を誕生させてくれますように。
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