2006 年
10 月
23 日
カテゴリ:活動報告
どうなる? シモキタの未来
〜紛糾の末、決定したまちの将来の青写真「下北沢地区計画」〜
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テレビや新聞で、もうご存知の方も多いでしょう。まちづくりをめぐって揺れていた下北沢の「地区計画」がついに10月18日、世田谷区都市計画審議会で決定しました。私も委員として、決定の場にのぞんだひとりです。休憩なしで3時間半、これまでの議員経験でもっともエネルギーを要した会議でした。
開会5分前、区役所ブライトホールに入るとたくさんのテレビカメラと傍聴者、ガードマンまで配置されていて、会場はとても審議会の場とは思えないほど、ものものしい雰囲気に包まれていました。
もっとも争点となったことは、最後の意見集約の段階で、区が賛成意見を誘導する用紙を地元区民に渡していたことです。審議会に先立つ区議会の質問でも私はこの問題を指摘しました。意見集約を行う立場にある区は、反対、賛成について当然、中立でなければなりません。区民には自由な意見を出す権利があります。賛成意見を誘導するなど、行政としてあってはならないことです。 区は「配布したのではなく、賛成派の団体から、意見書の書き方として参考になるものを、と求められたので示した」と釈明するものの、結果としては賛成の雛形が出回り、意見誘導となったことは事実です。
5月に開催された説明会も紛糾状態、その後、審議会の多くの委員から話し合いの場をもつことを要望したにもかかわらず、計画案推進のみですすめられ、最後にはこの失態。都市計画決定のためにこれらの手続きは法で定められているのですが、これではまったく無効です! 私は議会質問でも審議会においても、この点を指摘し、60mという高さ制限をもっと低く見直すことも含め、手続きのやり直しの必要性を主張して、この日は決定のための採決を行わないことを求めました。
同様の意見が他の数人の委員からも出されながら、「手続き論も含めての賛否の表明」が求められ、結果、賛成9:反対5で、下北沢の地区計画は決定してしまいました。まちを分断すると反対の声が大きかった幅員26mの都道・補助54号線も、この同じ日に東京都が事業認可を下ろしました。
この一連の経過を振り返り、私は、まちを分断し、壊すのは大きな道路や高い建物ではないかもしれない、と感じています。それは推進派のみでことをすすめようとする、こうしたやりかたそのものではないでしょうか。同じまちの人たちが二つに割れてしまうことだけはないように、区には今後しっかりと反対意見や提案をきき、合意形成のための努力を尽くすことを求めます。
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