2004 年
11 月
15 日
カテゴリ:活動報告
こんな特養なら入りたい!
〜千葉「風の村」視察報告〜
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10月28日、千葉県八街市にある特別養護老人ホーム「風の村」を訪ねました。広々とした空と緑の広がりの中にあるその施設は、木のぬくもりを感じさせ、窓の外には季節の花や中庭の緑が映えています。自然光をたっぷり取り入れ、お年よりの目にもやさしいように室内の照明は押さえられて、ゆったりくつろいだ雰囲気をかもしだしています。 2002年度から国は特養新設の場合、リビングルームを取り囲むようにいくつかの個室を配置させる「ユニットケア」を原則としていますが、ここはそのモデルとされた施設。2階、3階の東西南北の角にそれぞれ4つのユニットがあり、個室を1歩出れば見慣れた入居者、職員などがリビングに。食事もユニットの皆の分が一緒に運ばれ、リビングで皆で人数分に分けて配膳します。 時にはユニットの皆で外食したり、好きなものを買ってきたり。ユニットではまるで家族のように日常をすごすのです。 ユニットを出れば、他のユニットや来訪者とも集える食堂や、さらには外からも気軽に出入りができる地域交流スペースとしての喫茶店、読書やビデオが楽しめるフリーコーナー、文化交流スペースがあります 無味乾燥の「施設」ではなく「もうひとつの我が家」という印象ですが、つくったのは生活クラブ生活協同組合千葉。高齢者福祉にも施設の建築や運営に関しても素人という人たちが、「自分が在宅で暮らすことが困難になったとき、入居してもいいと思える施設を」というコンセプトでつくりあげたといいます。 入所者は50人で、他にショートステイが7室。デイサービスも併設されて、職員は80人。2人に対し介護が一人という体制が組まれています。 そしてそれを支える陰の力に、85人ものボランティアの手仕事があります。施設の周りの季節の花々、廊下に飾られた花や写真、ホールに置かれたアンティーク調のランプ、オブジェ……これらはすべてボランティアの手によるもの。ボランティアも「自分も入りたい」と感じているからこその活動なのでしょう。「彼らの働きがあるから、職員にもゆとりが生まれ、気持ちのこもったケアができると」番頭役の仙田さんは言います。 これからの少子高齢化社会では、こうした地域で支えあう仕組みがますます重要となってくるでしょう。この日も他に2つのグループが視察に来ていました。「風の村」のようなコミュニティがあちこちでできたら……世田谷にもきっと! そんな夢を抱いて電車に揺られた帰路でした。
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