地域のなかの小さくて大きな美術館 世田谷区議会議員 竹村津絵
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2004 年 5 月 17 日     カテゴリ:活動報告
地域のなかの小さくて大きな美術館

奥沢5丁目にあった故・宮本三郎画伯のアトリエが改築され、「世田谷美術館分館・宮本三郎記念美術館」として4月29日にオープン。それに先立ち、28日の開館式に列席しました。
宮本三郎氏は昭和の洋画壇を代表する画家であり、第二次世界大戦中には軍用画家として多くの作品を残したことでも有名です。昭和10年から昭和49年に亡くなるまで世田谷に住み、区にはゆかりが深く、平成10年にご遺族から油彩300点、デッサン約3000点とアトリエのあった奥沢の土地が寄贈されたのです。
奥沢、九品仏、自由が丘の各駅から歩いて7〜8分。大きな美術館の展覧会は混雑してゆっくり観られなかったり、観るにもエネルギーが必要だったりですが、この美術館の2階は60〜70点ほどの展示スペースで、1点ずつをじっくり観るにはちょうど良い広さ。1階には講座室が設けられ、創作教室やコンサートなども企画中とのこと。区民の日常に文化の彩りを与えてくれる、規模は小さくても、大きな存在の美術館になりそうです。

9月12日までは「開館記念・宮本三郎展」を開催中で、開館の式典後、鑑賞することもできました。画家の足跡がたどれるよう、昭和初期から晩年までの作品が展示されていて、時代の画風がよくわかります。昭和18年の「飢渇」が訴える戦争の悲惨さと、画面の隅に描かれた1輪の花が象徴する未来への希望は、胸に迫るものがありました。130点の作品が、前期・後期に分けて展示されます。観覧料は一般200円。ぜひお出かけください。

世田谷美術館分館・宮本三郎記念美術館
世田谷区奥沢5−38−13 電話:5483−3836
開館時間:10:00〜18:00(入館は17:30まで)
休館日:月曜日(休日の場合は翌日)
    年末年始 12月29日〜1月3日

宮本三郎記念美術館


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