●21世紀の公害問題!?=電磁波 世田谷区議会議員 竹村津絵
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2003 年 12 月 24 日     カテゴリ:活動報告
●21世紀の公害問題!?=電磁波

かつてアメリカで「送電線近くに住む子どもの白血病発症率が高い」と報告されて、問題視された電磁波ですが、その後、世界は急速にIT化の方向へ。今や日本では誰もがパソコンを使い、携帯電話を持ち、私たちはごく普通の生活で多くの電磁波にさらされるようになりました。平成15年・第4回定例会でも「電磁波問題」について一般質問しました。最新の情報をお伝えします。
電磁波の健康リスクについては、問題があるのか、ないのか多くの議論がされてきましたが、問題を明らかにするため、世界保健機関(WHO)は96年に「国際電磁界プロジェクト」を立ち上げ、60カ国が参加のもと、10年計画で、送電線や家電製品からの超低周波、携帯電話などの高周波、それぞれについて調査・研究をすすめています。
日本もこれに参加し、低周波電磁界と小児ガンのリスクについて世界で3番目の大規模な疫学調査を行い(「生活環境中電磁界における小児の健康リスク評価に関する研究」)、その結果が今年1月に報告されました。結果は「高圧送電線から50mから100m以内の環境で生活しており、子ども部屋の電磁界が平均4mガウス以上の場合、小児白血病のリスクが約2.6倍になる」というものでした。

では、4mガウスとは、どのような環境でしょうか。私が実際に測定したところ、世田谷の街にもあちこちに存在することがわかりました。簡易測定器ですので、多少正確さには欠けますが、目安にはなるでしょう。上には送電線、下には線路という、上野毛駅上の上野毛通りは約5mガウス。小田急線・千歳船橋駅構内は5〜7mガウス、動くエレベーター内は4mガウスでした。すぐ近くに寄ると測定器が20mガウスを示す電信柱も複数ありました。
携帯電話等の高周波については、現在13カ国が共同で疫学調査をすすめており、結果が出るのは2006年以降となりそうですが、鉄塔型の携帯電話基地局の設置に対し、全国で約200件の反対運動があり、そのうち50件が建設中止に至っています。
日本には極低周波の磁場に対する規制がなく、高周波については現在イタリアが10、スイスが4.2μW/cm2のところ、1000μW/cm2と桁外れにゆるい規制値です。新しい公害問題にも発展しかねない電磁波について、正しい認識をもち、それを使うマナーを身に付け、必要となれば規制についても国に求めてゆくことが必要となってくるでしょう。



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