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2007 年
8 月
3 日 世界的彫刻家のグランドデザインによる21世紀型「夢の島」 〜札幌市・モエレ沼公園 視察報告〜 |
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上川郡東川町では、国の「認定こども園」制度に先駆けて平成14年に設立した幼保一元化&子育て支援センターの合築施設「ももんがの家」。札幌市では特別支援教育の振興と充実のための「北海道立特別支援教育センター」を視察。「ももんがの家」では、北海道は子育て空間のスケールも大きい! と人の暮らしのスケールについて改めて考えさせられ、特別支援教育センターは行政のタテワリを廃し、当事者の利用しやすさ第一に、中央児童相談所、心身障害者総合相談所が併設されていたことに感心しました。 さて、最終日にもうひとつ欲張って個人視察してきたのが、札幌市のモエレ沼公園です。ごみの埋立地として活用した土地を1982年から2005年のグランドオープンまで、実に23年かけてつくられた公園です。東京23区では「ごみの埋立地ではメタンガスが発生し、活用が困難」といわれていますが、それをダイナミックな都市公園に、しかもその基本設計を世界的な日系アメリカ人彫刻家・イサム・ノグチ(和紙をつかった照明器具でも知られています)に依頼し、公園をひとつの彫刻としてデザインしたという、スケールの大きさと斬新さ! かねてから一度訪ねてみたいと思っていたところです。 札幌市の中心部からバスで35分。周囲には工場や産廃処理施設?と思われるものがぽつんぽつんとある広大な地に、モエレ沼公園はありました。札幌市街地をみどりで包もうという「環状グリーンベルト構想」の北東部の拠点として位置づけられているとのことです。バスを降りると公園の象徴ともいうべき、ごみを6層に埋め立ててつくった「モエレ山」がまず出迎えてくれました。 「静かな水面、ゆったりと流れる」を意味するアイヌ語「モイレペツ」を由来とした三日月形のモエレ沼に囲まれた農地を市が買い取り、12年間で270万トンのごみを埋め立て。その後地下鉄建設残土を運んで公園を造成。公園のセンター棟であるガラスのピラミッドの冷房は、敷地内の雪を貯蔵庫に蓄え、熱交換冷水循環方式で、30.8トンの二酸化炭素を削減。エコロジカルな発想に脱帽です! ごみの埋立てによるメタンガスの発生は? ・・・問題のあるところにはステンレス製のガス抜き管を設置しているとのことですが、ごみの分別が徹底されたことで後期に埋め立てたところにはほとんど設置していない、とのことでした。 大急ぎで登ったモエレ山からの360度の眺望、刻々と表情を変え、最大25mに吹き上がる「水の彫刻」=海の噴水・・・ガス抜き管にはひとつも出遭わず、北海道のダイナミックな自然を感じる公園を満喫し、マイナスを大きなプラスに変えてしまったプロジェクトに、夢と勇気をもらった視察でした。 | ||
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