今期・最後の区議会質問を終えて その2 http://takemura.seikatsusha.net
活動報告バックナンバー
2007 年 4 月 10 日
今期・最後の区議会質問を終えて その2
開発と保全のせめぎあいの中で、「住民参加」を保障するしくみの必要性を訴え続けてきました。一般質問では「大規模な土地取引には事前届出」を、さらに「土地利用の構想段階での公開と協議」を義務付けて条例化することなどを求めましたが、明確な答弁はなし。
ところが予算特別委員会で自民党が同様の質問を行ったところ、前向きな答弁が!
私も質問の冒頭で、再度、しっかりと条例等を整えることを要望しました。

●風致地区保全のため、街づくり情報システム改善で指導の徹底を

昨年の決算特別委員会では、過去6年間のデータからみどりの景観を守るための「風致地区」が形骸化している実態を指摘しました。次世代にみどりをつなぐためには、建築規制を緩和する「特例許可」を出す場合も、その条件である緑化基準をしっかり守らせなければなりません。
その後の取り組みを聞いたところ、実態調査を行い、風致の完了届け未提出の建築主に対し、提出を要請、電話でも督促を行い、改善が図られたとのことでしたが、85%もが、緑化条件を満たしたことなどを確認できる「完了届け」を出していない実態も明らかに!

区が建築確認検査などに活用している街づくり情報システム「アイデス」に風致に関する情報をも組み込み、建築確認とも連動させることで指導徹底をスムーズに行うことを求め、前向きな答弁を得ました。

しかしながら風致地区には、まだまだ課題が残ります。デベロッパーが敷地を細分化して売る場合には「狭隘敷地」であるための特例許可をおろすべきではないし、緑化基準は特例許可条件としてだけでなく、風致地区での開発すべてにかけるべきです。
区独自の風致地区緑化基準は、改定する「みどりの基本計画」で検討するとの答弁でした!

世田谷のみどりの6割は民有地のみどりであり、その喪失をいかに食い止めるかは区のみどり政策の大きな課題です。所有者の財産権にもかかわる難題ですが、中でも、この風致地区のみどりの保全は、取り組める可能性が最も高いものではないかと感じています。今後も課題提起を続けます!

●人口増の東急沿線は、急行でスピード追求は不可! 大井町線も急行化見直しを

東急電鉄は東急田園都市線の朝の混雑緩和のため、大井町線を急行化し、二子玉川から大井町線への乗り換えを促すこと、そのために等々力駅を地下化して急行待避ホームをつくる計画でした。この計画に、地元区民から「等々力渓谷への水みちに影響し、渓谷の環境破壊につながる」として反対の声が上がっていました。

ところが東急電鉄は4月5日より平日朝のラッシュ時には、田園都市線の二子玉川から渋谷までを、急行列車でも各駅に停車させると発表。急行に乗客が集中し、混雑することで列車が遅れる原因となっていることを改善させるとのことです。
それでは、大井町線の急行化もその大前提が崩れたわけで、とりやめるべきです。
平成14年から18年の4年間で、大井町線利用のエリアの人口は2150人増えています。一部が大井町線を利用していると思われる地域を加えれば6400人もの人口増加となっており、最近は朝のピーク時にはすし詰め状態になることもあります。急行化を強行すれば、田園都市線の二の舞になり、都心へのスムーズな運行計画は水の泡に!

このことを問いましたが、答弁は従前の計画を繰り返し述べるだけ。今後もアプローチを続けます。


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