赤城山麓の壮大な森林再生プロジェクト http://takemura.seikatsusha.net
活動報告バックナンバー
2006 年 11 月 3 日
赤城山麓の壮大な森林再生プロジェクト
〜「赤城自然園」を訪ねて〜
11月1日、群馬県赤城山麓の「赤城自然園」を訪ねました。ここは23年もかけて、荒廃していたスギの森を、本来植わっていたであろう木や植物に植えかえ、森林再生を手がけているところ。開園はまだあと2年ほど先、といいますが、“50代からの暮らしと生き方マガジン”「毎日が発見」が、この森を訪ねるツアーを企画し、私も環境カウンセラーとして同行しました。

雲ひとつないさわやかな秋晴れの1日、標高約600mの森はすでに赤や黄色に鮮やかに色づき、私たちを迎えてくれました。
36万坪=皇居と同じくらいという広大な敷地にある600種類以上の樹木や植物は、どれも他の土地から移植したり、新たに植えられたものばかり。そのすべてが美しく輝いて見えるのは、この森が健康だからに他なりません。開園準備委員長の片場富夫さんは「日本の森林の5〜6割が手入れが必要な荒廃した森」、といいます。かつて木材用にスギやヒノキばかりが植えられたものの、林業が衰退し、間伐も手入れもされないままに放置された森が、花粉症の原因も生んでいるのです。片場さんによれば、木には「標準伐期齢」なるものがあり、スギの場合約25年、これが伐採すべき樹齢だとのこと。しかし、40年も放置されてきたこの森のスギは、太くなることもできないままで、森全体が病んでいたといいます。そんなスギを健全な樹木に植えかえ、せせらぎや池をつくることで、森が生き返り、今ではホタルまで自生するようになったというから、感動です!

また、23年前に企業がこの森を買ったとき、目的はリゾート開発だったといいますが、バブル崩壊で、この思い切った方向転換はかったことにも脱帽します。20数年かけて18人のスタッフが丹精こめて再生したこの森は、観光の立ち寄りスポットではなく、ここを目的に訪れるひとのために・・・とのこと。
今、この時代に大切なものは何か、この森はそんなことをしっかりと教えてくれています。参加者のみなさんも秋の1日、五感をすまして森の生命力にふれ、すっかりリフレッシュなさったことでしょう。


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