どう育てる? 反対運動から出たまちづくりの芽 http://takemura.seikatsusha.net
活動報告バックナンバー
2006 年 1 月 29 日
どう育てる? 反対運動から出たまちづくりの芽
〜金曜サロン報告 「ジェンダーの視点で斬る! 環境・開発問題」〜
世田谷・生活者ネットワークでは5人の区議会議員が交代で毎月、ゲストをお迎えして様々な地域の課題をざっくばらんに話し合う「金曜サロン」を開いています。1月は私の担当。1月20日金曜日、武蔵工業大学環境情報学部・助教授の萩原なつ子さんをゲストに参加者のみなさんと語り合い、盛り上がりました。

萩原さんは、結婚後に再び大学へ。カナダ・バーモント州のソーシャルエコロジー研究所への留学や国際会議があればどこへでもひとっ飛び、というフットワークで世界を又にかけて環境・開発・ジェンダーをテーマに調査・研究を続けていらっしゃいます。
『身近な問題から環境を捉え、発言する女性の声は政治や科学の現場で切り捨てられたり、無視されたり…。レイチェル・カーソンも「奪われし未来」の著者、シーア・コルボーンも女性であるがゆえにその研究は当初は正当な評価を得られなかった。また化学物質が女性の体に与える影響は以前から疑われていたのに、「環境ホルモン」が一気に社会問題化したのは「メス化する」という指摘に男性が恐怖を感じたため。そこには明らかにジェンダー・バイアスがある』。萩原さんの研究テーマ「エコフェミニズム」「環境とジェンダー」は私にも、参加者のみなさんにもまだ認識が薄く、一同興味深く聞きました。

また萩原さんは多くの活動グループと接点をもち、複数のNPO法人の理事でもあり、市民活動の実態にも精通していらっしゃいます。
世田谷区では、区民が開発に直面し、そこからまちづくりへの機運が生まれるケースが多々ありますが、それまで地域の活動に参加してこなかった人たちが声をあげれば「反対運動」という目で見られてしまう現状です。せっかく生まれた「まちづくりの芽」をどうしたら地域の中で大きく育てることができるのかをうかがいました。

『地域で毎日暮らしている人たちが継続的にデータを集める意義は大きい。自ら調査研究し、地道な説得力あるデータをもとに代替案を提示したりビジョンを描いたりして、共感のスパイラルをつくることが重要』。萩原さんの答えは実に明確でした! ご自身「社会的合意形成」の重要性をますます感じているとのこと。市民活動の助っ人としても、今後のご活躍を期待いたします。


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