「ゴロさまの森」は涼しかった! http://takemura.seikatsusha.net
活動報告バックナンバー
2005 年 8 月 7 日
「ゴロさまの森」は涼しかった!
7月29日、玉川台2丁目の「世田谷区立自然観察林」を訪ねました。障がいのある方たちが落ち葉から腐葉土をつくり、プランターの花やカブトムシを育てて障がい者施設や小学校に届けている、環境と福祉の総合型施設です。集まったのは、環境に関心のある大人10人と中学生1人、ふたりの小学1年生の総勢13人でした。

用賀駅から歩いて5分ほどのその林に近づくと、見上げるほどの大樹が茂り、こんもりとしたみどりの「聖域」といった様に期待がたかまります。参加者のお父様が子どもの頃、よく雷の落ちるこの緑地をみんなで「ゴロさまの森」と呼び、親しんでいたというお話も聞きました。

現地ではNPO法人「自立の家をつくる会」のスタッフが迎え入れてくれ、一歩林に入るとみんな「涼しーい!」と感激! アスファルトの道では36度を示していた温度計が、とたんに31度まで下がりました。集合した用賀駅ビル内はクーラーが利いていて、30度でしたから、都市の屋敷林はまさに自然のクーラーですね!

区内の保存樹林地や区立公園から集めた落ち葉は70ℓのポリ袋で約1,000袋。これを7箇所の「落ち葉だめ」とさらに野積みして、腐葉土にします。そしてこの腐葉土を1匹でドラム缶1杯も食べるといわれるのがカブトムシの幼虫です。この日は、残念ながら成虫になれなかった1匹が見つかりましたが、思ったより大きく、大食漢であることがうなずけました。

ここでは年間700〜800匹のカブトムシを飼育するとのことですが、ケースの中で飼育中のものを見せてもらったり、野積みした腐葉土から自然に生まれたものを見つけたり、自然のままの林の中を散策したり、楽しく涼しいひと時でした。4人のスタッフのうち中心となっている3人は障がいのある方ですが、通常は健常者がお世話をする立場の障がい者の方たちに、あたたかくもてなしていただいた体験も貴重なものになりました。

82年、バブル景気の始まる頃、まだまだ人々の環境保全の意識はうすく、落ち葉の苦情が多く寄せられたころに、その有効利用と重要性を知ってもらおうと、武蔵野の面影が残る雑木林を借り受けて始めたこの緑化事業。今もなお、都市の中のみどりの効用をしっかりと体感させてくれます。障がい者の就労支援という機能も併せもったこの林が、もっと区民に知られ、ふれあいの場にもなれば・・・そんなことを感じた見学会でした。


当サイトの著作権は世田谷区議会議員 竹村津絵 にあります。