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2005 年
7 月
29 日 青森から、東京の路地の魅力を再発見 〜区民生活常任委員会・視察報告その2〜 |
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一時は大規模商店が相次いで郊外へ移転し、クルマ社会化で、市街地が拡大化した青森市。雪国にとってそれは市街地のドーナツ化という問題だけではなく、冬には除排雪の費用が増大し、移動が困難となるという問題をもたらしました。もっとコンパクトな街なら、効率的で便利なはず! と市長が打ち出したのが「コンパクトシティ構想」。歩きやすく自転車の利用もしやすいように中心市街地の街路整備を行い、電線も地中化、電動カーや車椅子の無料貸し出し、商店街の宅配サービスもはじめました。集客の拠点となる複合施設「アウガ」には市民図書館や男女共同参画プラザといった市の施設とあわせ、生鮮市場、専門店を入れ、産官民の連携で活性を取り戻しています。 そしてなにより興味深かったのが、夢のつまった路地をつくりたい、という「パサージュ(フランス語で「小経」の意味)広場」の計画です。 青森市は戦災でほぼ壊滅してしまったため、復興で比較的整理された街並が形成されたのだけれど、裏道は置き去りにされてしまったとのこと。東京にある迷路のような楽しい路地を青森にもつくりたいと、中心市街地の空き地を活用した広場を核に、商業ベンチャーを誘致し、支援する事業が展開されていました。 一方、東京では、戦災で焼けなかった街を整備することが課題とされています。青森市が創出したいと願うものが、今、東京では新たな大規模開発とひきかえに、喪失されようとしていることを思うと、今一度、東京の都市計画を見直す必要があることを再認識させられます。 視察から帰った翌日に出かけた下北沢シンポジウム「シモキタらしさの発見〜歩くことが楽しい街」では、楽しさがぎゅっとコンパクトに詰まった路地の写真がたくさん展示されていました。長い歴史のある路地のにぎわいには、青森のパサージュ広場にはない、厚みがありました。昨年の予算特別委員会・都市整備領域の質問では、「54号線ができる下北沢の地区計画は、小経の魅力を失わないものに」と求めましたが、創りたいと思っても、一朝一夕には作れない街の魅力を、やはり大切にしなければならないと、実感させてくれた青森市でした。 | ||
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