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2004 年
4 月
21 日 原発と共存共栄するまち 〜福島第二原発(福島県双葉郡楢葉町)視察報告〜 |
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実際に建屋に入るには、IDカードを渡され、2箇所のゲートをひとりずつ通ります。作業員は放射性物質を外に持ち出さぬよう、オーバーオールですっぽり体を包みますが、見学者は靴を履き替え。ヘルメットをかぶって炉の真上のフロアへ入りました。 当日は作業中のため、炉心に立つことはできませんでしたが、使用済燃料貯蔵プールをしっかり見ることができました。核燃料は大気中では放射線を出してしまうため、水の中に保管するのだそうです。 原子力発電の問題のひとつが、処理のめどが立っていない核の廃棄物をつくり続けること。頓挫していた核廃棄物プルトニウムを再利用するプルサーマル計画の本格実施を、関西電力は再開すると公表しましたが、東電ではめどがたたないまま、この貯蔵プールや青森県六ヶ所村に建設中の施設に貯蔵されているのが現状です。 あと2年ほどでいっぱいになるといわれるプールを眺め、自然エネルギー開発や省エネの必要性への思いを強くしました。 見学のあとは地元富岡町、大熊町、双葉町の6人の議員さんと懇談。昨年は様々なトラブルがあり、一時は東京電力の17基すべてが停止しましたが、「トラブルがあってかえって情報公開がすすんだ」というのが地元の実感とのこと。 「リスクと隣あわせ」と発言したことに、ひとりの議員さんが猛反発し、「そんな意識はまったくない。住んでいてまったく問題はない。我々は原発と共存共栄している」という主張をされました。「原発の町は補助金などでお金持ち」という話題も出ました。 電力のほとんどを原発に頼るフランスでは、原発の町の市民は原発でなければ得られない電気を貴重なものと認識し、とても大切に使っているという話を聞いたことがあります。首都圏に安定して電気が送られるのは、原発を受け入れ、供給してくれる地域があるから。そんな地域からの省エネの呼びかけは、説得力をもち、省エネ意識もたかまると思うのですが……。 ちょうどこの日、環境省は2010年の日本の温暖化ガス排出量は1990年比で4%増えるという試算をまとめました。「90年比で6%削減」という京都議定書の目標達成のために、私たちにできることを真剣に考えなければならないと感じました。 | ||
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